5月8日 ボルタの電池

生徒24名が参加し、ボルタ電池を各人で自作しました。
1円玉と10円玉の間に食塩水を浸み込ませた紙を入れ、電気を起こします。

前回までに製作した1石のトランジスタを用いた電子回路を駆動させ、
LEDを点灯させたり、メロディーICで音を出させたりしました。

初めて参加の子が7人いましたが、
電気を生じさせる化学的手法の代表的な原理、また、電気とはどのようなものかが、感じられたのではないでしょうか。

5月1日 暗くなると自動的に点灯する電子回路

 桑名市社会福祉会館にて、電子回路工作を行った。

 前回作ったトランジスタ回路に、CdS(電気抵抗が光の強さによって変化するフォトレジスタ。硫化カドミウム「Cadmium Sulphur」から成るためCdSと呼ばれる。日本では光電池とも呼ばれる)と可変抵抗を取り付けた。
 Cdsにより、トランジスタ回路のベース電圧が変化し、コレクタ側に取り付けたLEDの光の強さやブザーの音量が変化するものである。


今回は、電子回路の説明にも多くの時間を割いた。
1.トランジスタ
  エミッタ、コレクタ、ベース。 コレクタは+側に、エミッタは-側に、ベースは駆動制御するための電圧を導入するものである。
2.電気抵抗
  導体、不導体。水は不導体だが、塩を溶かすと導体に変わる。実際に、食塩水を用いて白熱電球の光の強さが変化することを実験した。
3.Cdsと可変抵抗器
  硫化カドミウムは、光の強さで電気抵抗が変化する。可変抵抗器は、炭素の巻き線が入っている。
 電子回路の基本を覚えるために、懸命にメモする生徒も多かった。一度で全てを理解することは困難だが、回を重ねていくうちに、自然と理解が進むことであろう。

 回路製作では、まず、1つのCdSを取り付けたものの、LEDの光量はほとんど変化しなかった。CdSをもう一つ追加し、抵抗の変化量を増した。その結果、2つのCdSを手で隠し暗くすると、LEDが点灯し、手をどかして明るくするとLEDが消灯するようになった。ブザーの音量も変化した。簡単な回路であるものの、暗くなったら自動的に光が出る装置ができた。

 難解と思われる電子回路も、少しづつ身近になっていくことでしょう。